島暮らしの移住は一見のどかに見えますが、実は想像以上に過酷なケースがあります。基本的には手に職を持っていないと、収入を得ることが難しいのが前提です。島暮らしは物資や職業も限られておりしかも本土と違って輸送費がかかるため、想像以上に支出が大きくなるのが移住の際の盲点です。逆にシステムエンジニアのようにネット環境さえ整っていれば、島暮らしという最適な環境でストレスフリーの生活が期待できるでしょう。
最近ではインターネット回線は十分そろっているため、人によっては様々な地域に移住したり暮らしたりしながら仕事を請け負っているケースも少なくありません。もう一つの観点として村社会ということは避けられないため、プライベートの生活をほかの人と共有する必要が出てきます。孤立した社会では娯楽が少ないため、噂話が数少ない娯楽になります。生活環境が筒抜けになることが特にストレスを感じず、逆に親身に対応してくれるという面では人によって合う合わないがあるのです。
逆に都会暮らしで孤独を感じている人にとっては、非常に暮らしやすい環境で良くも悪くも人間関係が濃密になります。相互扶助も今もなお機能していて、会話の中で自然とお互いが支えあう環境ができているともいえます。もし島での生活を始めるの出れば、まずは試しに暮らしてみるなどトライアルを検討することが大切です。いきなり住んでみて合うか合わないかが分かってから、本格的に検討することをお勧めします。