島暮らしというのは、のんびりしてあくせく働かない、のびのび生活が出来るといったイメージがないでしょうか。確かに、そのような一面もあります。しかし、一方で島暮らしに移住して、その土地に入り込んでいく難しさを感じる人も少なくありません。島というのは、周りを海に囲まれているので、船を使わなくてはいけないため交通の不便な所です。

そのため、その土地で昔からある伝統や風習といったことが強く残っていることが多いです。高齢化、過疎化が進み、そのような風習を保つことが難しくなっては来ていますが、地元の人たちで伝統を守ろうと頑張っている地域も多いです。移住をするということは、そのような活動にも興味を持ち、なんらかの形で参加することも求められるかもしれません。また違う土地から島に引っ越してきたということで、みんなで協力をして生活をしていくことは必須。

そのため、ご近所づきあいや青年会、婦人会などの参加も求められるでしょう。移住は旅行とは異なります。そこで生活をしていくということです。そのため、その島暮らしで何が必要とされているのか、何をしなければいけないのかを考えながら、土地に根付いた暮らしをしていく必要があるのです。

ふだん時間に追われて、忙しい生活をしている人は島暮らしに憧れる人も多いです。しかし、決して簡単にその土地になじんでいけるわけではありません。またすぐに受け入れられるわけでもありません。それらも考えながら移住を計画していく必要があるのです。